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月別アーカイブ: 2025年10月

第24回林業雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社晋林業、更新担当の中西です。

 

~高性能林業機械入門:ハーベスタ/フォワーダ/プロセッサ/ヤーダの選び方 ⚙️~

“どの機械を入れるか”よりも“どの組み合わせで、どの配置で、どのタクトで回すか”。

本回は選定基準・稼働設計・原価・安全・保全を一体で解説します。

1) 代表機と得意地形
• ハーベスタ(CTL):伐倒・枝払い・測尺・玉切りを一気通貫。緩〜中傾斜、地引き中心。得意:胸高直径18〜30cmの人工林。苦手:急傾斜の長距離集材。
• フォワーダ:丸太を荷台で運搬。路網密度と路面強度が生命線。荷台容量と軸荷重のバランスが路面損傷を左右。
• プロセッサ:土場で枝払い・測尺・玉切り。ヤーダや集材機と組み合わせ、土場の処理能力=現場の上限を決める。
• スイングヤーダ/タワーヤーダ:急傾斜・谷渡り・河川沿い。設営・撤収時間を見込んだ集中的な稼働で採算化。

2) 機械選定の5条件 ✅
1. 傾斜×集材距離:15°/100mを境にヤーダ系を検討。
2. 径級分布×要求長:需要先の長さテーブルにヘッドを合わせる(例:3.0/3.65/4.0mの優先)。
3. 路網密度×路面強度:フォワーダは路面CBR、旋回半径、待避所の数で実力が決まる。
4. 人員構成:2名で回すのか3名で回すのか。交替要員の有無で稼働率が1.1〜1.3倍変動。
5. 運搬制約:機体の運搬幅・重量、法令、橋梁制限。“現場に入れない”は最大の損失。

3) タクト設計:詰まりはどこか? ⏱️
• 工程能力表:ハーベスタ(m³/h)・フォワーダ(m³/h)・土場処理(m³/h)を同一時間軸で記入。最小値=全体能力。
• WIP(仕掛かり)上限:土場の山を高さ・材長別で分け、待ち材が一定量を超えたら伐倒を止める“赤信号”を決める。

4) 原価:1時間原価と出来高で見る
• 1時間原価=減価償却+金利+保険+税+保守+燃料+人件費。見積りは出来高×単価ではなく(出来高×単価)−(稼働時間×1時間原価)で採算判定。
• 燃費:回転数一定+無駄な移動ゼロで▲8〜15%。材長の迷いは玉切り時間増→燃費悪化へ直結。

5) 安全・視界・通信
• 接近禁止帯の視覚化(フラッグ・カラーコーン)。
• 無線チャンネルのルール化(作業/搬出/緊急)。
• 死角図を朝礼で共有。重機の振り幅に立ち入らない。

6) メンテナンス:壊れる前に止める
• 毎日:油水・グリス・クローラ張り。
• 毎週:ヘッドローラ摩耗、センサー校正、ホース擦れ点検。
• 毎月:キャビン内フィルタ、油圧オイル分析。
• 予備品:ホース・カプラ・フィルタ・センサーを“現場ボックス”に常備。

7) ケース:フォワーダの“積み順革命”
• Before:径級混在で場内旋回が多く、積込1サイクル28分。
• After:ハーベスタで長さ×径級別に置場を分け、フォワーダは直線導線→1サイクル22分(▲21%)。
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現場で今日からできる3つ ✅
1) 主要工程の1時間能力をホワイトボードに見える化。
2) ハーベスタに需要優先の長さプリセットを登録し、迷いゼロへ。
3) フォワーダの積込順マニュアルを写真付きで作る。

第23回林業雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社晋林業、更新担当の中西です。

 

~作業道・林道:路網設計のセオリー 🛣️📐~

路網は“通すこと”が目的ではなく、“壊れないこと”と“安く運べること”が目的です。

初期費用が多少高くても、維持補修費と事故・停止損失を含めたライフサイクルコストで最小化を狙います。ここでは計画→設計→施工→維持管理まで、現場で使える指針を一気に整理します🧭。

1) 目的と指標:費用だけでなく距離と安全も 📊
• 路網密度(m/ha):集材距離を短縮し、出来高を底上げする“土台”のKPI。
• 通行等級:作業道(軽車両/小型重機)、林道(大型車両)、幹線林道(10t車)など、使う車両から逆算して断面を決める。
• 安全指標:視距・すれ違い間隔・退避ポケット間隔・法面安定度。見えない安全を図面と標識で“見える化”。

2) 計画:GIS×現地でルート案を作る 🗺️🛰️
• データ:地形図、航空写真、LiDAR、土壌図、地質図、保安林・水域・文化財レイヤー。
• 手順:起点/終点を決め、候補ルートを3案作成→高低差・横断地形・土量バランスで比較→現地踏査で湧水・崩壊地形・巨石の存在を確認。
• 判断基準:縦断勾配とカーブR、切盛土量、カルバート数で維持費の将来値を見積。短いが急勾配の案より、やや長くても安定の案が総合的に安いことが多い。

3) 設計:壊れない断面と排水を最優先 💧
• 縦断勾配:作業道で8〜12%目安、林道で6〜10%目安。長い一定勾配は避け、微妙な折れを入れて速度と排水をコントロール。
• 横断勾配(片勾配):2〜4%。水を片側へ確実に逃がす。
• 路体と路床:軟弱地はクラッシャー敷均し・転圧を丁寧に。路体が負けたら全てが負ける。
• カーブ半径:最小でも12〜15m(車種による)。見通し線を開け、ガードの設置と表示。
• 排水構造:側溝、横断溝(30〜50m毎)、カルバート口の詰まり対策に落葉止め・点検口。

4) 施工:工程と品質管理 🧰
• 土量バランス:切土→盛土の搬送距離を最小化する工程順序。雨期には切土を先行、盛土は乾燥日に集中的に。
• 締固め:ローラの走行回数を記録(写真+回数板)。“転圧したつもり”を無くす。
• 材料:クラッシャー、法面マット、植生土のう。雨前に仮撒きして浸食開始を遅らせる。

5) 維持管理:点検を“制度化”する 🔁
• 定期点検:月1回+大雨後24h以内。側溝・横断溝・法面湧水・路肩沈下をチェック。
• ドローン点検:土場〜幹線の上空写真を定点化し、崩壊の前兆を見つける。
• 台帳:補修履歴・材料・費用・写真を台帳化。次年度予算が作りやすくなる。

6) 環境・法令・合意形成 🏛️🌿
• 保安林・河川・砂防:許認可の想定カレンダーを作り、待ち時間を工程に織り込む。
• 地域合意:境界立会い、騒音・粉じん・通行時間帯の取り決め。住民説明は図と写真で具体的に。

7) 原価と補助:投資判断を言語化 💴
• 初期費用(測量・設計・施工)+維持費(年額)+停止損失(通行止め日数×出来高機会損失)で現在価値を比較。
• 補助制度の採択要件(路網密度・環境配慮・安全)が収益に直結することを社内で共有。

8) 作業道の標準化:写真が現場を守る 📸
• 標準断面図、待避所のサイズ、転回地の直径、ガード設置位置を標準図集に。施工後は完成写真を定点で撮って保全。

9) ケーススタディ:密度30→80m/haで何が変わる? 🧪
• Before:集材距離平均180m、出来高18m³/日、搬出原価7,400円/m³。
• After:集材距離平均75m、出来高26m³/日(+44%)、搬出原価6,100円/m³(▲18%)。通行止めゼロで雨天作業の代替も容易に。
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現場で今日からできる3つ ✅
1) 既存路網の排水地図を作り、詰まりやすい横断溝に赤マーク。
2) 大雨後24h以内に簡易点検チェックリストで現場確認。
3) 次の現場に向け、候補ルート3案をGISで作って踏査する。

第22回林業雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社晋林業、更新担当の中西です。

 

~伐採・集材・搬出:作業システム最適化 ~

現場の利益は“1本あたりの単価”だけでなく、“1時間あたりの出来高×ムダの少なさ”で決まります。

伐採→枝払い/玉切り→集材→土場(仮置き)→積込→運搬までを一つの作業システムとして最適化し、サイクルタイム短縮と品質(仕分け精度)を両立させるのが本回のテーマです。地形・樹種・径級・路網・機械・人員の“組み合わせ”を具体例で掘り下げます。

1) 現場条件の読み解き:最初の30分が利益を左右する ⏱️️
• 傾斜・地耐力:地耐力の弱い場所では履帯幅の広い機械、湿地帯はマット敷設を想定。平均傾斜15〜25°を境に地引き中心か簡易架線/スイングヤーダかの判断が変わります。
• 集材距離:集材距離は100mを超えると急激にコストが上がりがち。路網の増設・土場位置の再設計で距離短縮を最優先に。
• 径級分布:胸高直径20〜24cm中心か、24〜28cm中心かでハーベスタのヘッド設定や切断長の最適点が変化。歩留まり表を現地で更新しましょう。
• 制約条件:保安林・渓流・緩衝帯・文化財・私有地境界。“やってはいけない線”を最初に地図と現地杭で可視化し、後戻りをゼロにします。

2) 作業システムの“型”を持つ:地形×径級で選ぶ
1. CTL(カット・トゥ・レングス)型:ハーベスタ(伐倒・枝払い・測尺)→フォワーダ(集材)。地引き中心、勾配が緩く径級が中小の人工林に向く。仕分け精度が高く在庫管理と相性◎。
2. 長尺・プロセッサ+スイングヤーダ型:伐倒→集材→土場でプロセッサ処理。中〜急傾斜で集材距離が長い場合に有効。待ち時間が発生しやすいので、集材側と処理側のタクト合わせが肝。
3. ケーブル(タワーヤーダ/スカイライン)型:急傾斜・谷地形・崩壊リスク対策。設営・撤収の時間を見込んだ上で、一度にまとめて引く計画で歩留まりを確保。
4. 小規模ウインチ+簡易架線型:小面積・アクセス困難地。人員の安全動線と退避場所の設定を最優先に。
TIP:現場の“標準構成表”を用意(地形×径級×路網密度×集材距離→推奨システム)。新人配置時の判断ブレを防ぎます✨。

3) レイアウト設計:土場・導線・旋回半径を先に決める ️
• 土場:トラックの頭抜きが容易な一方通行レイアウト。旋回半径、待避所、吊荷の危険エリアを明示し、立入線をカラーコーンと看板で管理。
• 導線:伐採→集材→積込の交差ゼロを原則に。重機同士の死角を減らすため、視線が抜ける配置にこだわる。
• 雨水排除:側溝・横断排水管(カルバート)・路肩切り下げ。“水が止まる場所”は必ず壊れます。路面クラッシャーの締固め密度も記録。

4) サイクルタイムを短縮する:数式で“詰まり”を見える化
• 生産性の基本式:[出来高(m³/h)= 1サイクル材積(m³) ÷ 1サイクル時間(min)× 60 × 稼働率]
• 計測方法:30分間タイムスタディ。作業区分(伐倒/枝払い/玉切/移動/待ち/段取り/故障)で色分けし、“待ち”が20%を超えた工程から順に改善。
• 改善例:
o フォワーダの積込順を材長・径級別に固定→積込時間▲12%。
o ハーベスタの測尺テーブルに需要優先の長さプリセットを登録→玉切り迷いをゼロ。
o 無線手順(始業・中間・終業)を3フレーズで標準化→段取り替え時間▲8%。

5) 雨天・路面コンディションの判断基準 ⛈️
• 中止ライン:降雨強度10mm/h超 or 路面CBR想定値が閾値以下、視程低下、土場の車輪跡深さが15cm超→作業切替(整備・架線準備・仕分け)。
• 養生:ラバーマット・伐採枝の敷設、路面クラッシャー再転圧、横断溝の解放。復旧の手間をケチるとライフサイクルコストが跳ね上がります。

6) 品質=お金:仕分けとトレーサビリティ ️
• 長さ・等級の現場決定:需要先と共有する“許容誤差表”(±2cm/±5cmなど)を携帯し、迷いをなくす。
• タグ管理:丸太ごとに用途・等級・長さ・伐区コードを色分けタグ+QRで付与。土場での積込ミスとクレームを激減。
• 写真台帳:積込前・出荷前の定点写真を習慣化。品質クレームの【言った/言わない】を無くす。

7) 原価の見える化と見積の“攻め所”
• 機械償却・燃料・消耗品・オペ人件費・保険・運搬を1時間当たり原価で管理。
• 搬出運賃は距離別テーブルで明示し、集材距離短縮の投資(路網改善)とのトレードオフを可視化。
• 見積は“材積×単価”だけでなく、仕分け精度・納期遵守率・安全記録も価値として提示。値引きではなく価値の言語化で交渉。

8) 事故事例→対策:ゼロ災へ
• 挟まれ・巻き込まれ:立入禁止帯の“見える化”(フラッグ・カラーコーン)とリーダーの復唱確認。
• 転落・転倒:傾斜地の動線に退避ポケットを30mごとに設置。
• 通信不良:無線の死角マップを作成し、中継ポイントを設定。

9) ミニケース:どのシステムが最適?
• 条件:傾斜25°、胸高直径24cm中心、集材距離120m、路網密度60m/ha、面積6ha、水路沿いに保全帯あり。
• 比較:
o CTL型:ハーベスタ+フォワーダ。地引き中心で安全、仕分け精度◎。ただし集材距離が長くフォワーダの待ち発生。
o プロセッサ+スイングヤーダ型:設営に30〜40分/日、だが120m引き寄せでフォワーダ待ち解消。土場処理で長さ精度◎。
• 結論:ヤーダ型を採用、ただし土場2面体制(処理用と積込用を分ける)で待ち時間を更に圧縮。出来高+18%、原価▲9%を達成。
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現場で今日からできる3つ ✅
1) 30分タイムスタディを実施し、“待ち”が多い工程を1つだけ潰す。
2) 需要先の許容誤差表をラミネートして重機に常備。
3) 土場レイアウトの手書き図を朝礼で共有し、交差ゼロを徹底。

第21回林業雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社晋林業、更新担当の中西です。

 

~間伐の設計と実務:質で儲ける発想 ✂️~

間伐は“抜いた本数”ではなく残した木の将来価値で評価します。

光・風・根・水のバランスを設計し、将来材の単価UP×現在の出来高を同時に達成するのがプロの間伐。ここでは、選木基準→間伐様式→レイアウト→伐倒・集材→損傷最小化→下層植生→仕分け・販路→原価→安全→モニタリングまで、現場がそのまま使える型に落とします。

 

 

1) 目標設定:“光を設計する”という考え方

LAI(葉面積指数)・林冠開空率・胸高直径分布から目標光環境を決める。

密度管理:地位指数×林齢ごとの目標本数/haと**BA(本数基底面積)**で数値管理。

品質目的:枝下高、年輪幅、通直性、節の大きさ。JAS等級を意識して残す木を選ぶ。

 

 

2) 選木基準:残す木の“顔”をそろえる

幹:通直・テーパー小・傷なし。

樹冠:偏り少・光獲得良、主枝の健全。

根:土盛り・根返り・盤状根はマイナス評価。

負の選木:病虫害・曲がり・二又・被圧樹は優先伐倒。

 

 

3) 間伐様式:列状・群状・点状の使い分け

列状:機械化・集材効率◎、風害リスク△。両側残しで倒伏分散。

群状:光環境が滑らか、更新促進。作業導線の計画が重要。

点状:ピンポイントで良木を伸ばす。高価値化狙い。

強度:初期は軽度(間引き)、育林後期はやや強度で枝下高・径級を稼ぐ。

 

 

4) レイアウト:伐倒方向と導線で決まる ️

伐倒方向:集材導線と直交を基本に、残存木の樹冠むきと風向、傾斜を考慮。

土場と持ち出し:集材距離を短縮、交差ゼロ。斜面は退避ポケットを30m毎。

雨水排除:路面・作業道の排水を先に作る。水が止まる場所は壊れる。

 

 

5) 伐倒・集材:サイクルタイム短縮の要点 ⏱️

伐倒:受け口45°・深さ1/4–1/5・ヒンジ1/10–1/8、くさび常備。倒木後の枝払いは足元整理→枝の基部から。

集材:フォワーダの積込順固定(長さ×径級)で迷いをゼロに。ヤーダはターン当たり本数×距離で能力設計。

待ち時間:土場2面体制、ハーベスタ長さプリセットで玉切り迷いを無くす。

 

 

6) 損傷最小化:残す木を守る️

皮剥け:接触ポイントに養生材、重機の振り幅に立入禁止線。

根系:機械の斜め走行と急旋回禁止。雨天は養生マットで路面保護。

枝打ち:将来材は節の位置を意識。鋭角刃で枝の付け根を残さない。

 

 

7) 下層植生と更新:次の世代を仕込む

光の入れ方で広葉樹の混交を誘導。更新を邪魔するシカ対策(柵・チューブ・電気柵)。

表土保全:裸地化を避け、表層流の制御と桟積み枝で侵食抑制。

 

 

8) 仕分け・販路:間伐材で“値段を作る” ️

長さ:需要先の許容誤差表(±2/±5cm)で迷いを排除。

用途:チップ・杭・内装小径材・景観材・DIYに事前販路を紐付け。

トレーサビリティ:色タグ+QRで等級・長さ・伐区コードを紐付け、クレーム減。

 

 

9) 原価と採算:良い間伐は赤字じゃない

採算式:収入(用途別単価×材積)−(稼働×時間原価)−運搬−防護費。

改善効果:間伐後の年輪幅縮小→材質向上は、将来のJAS等級で回収。**“今の小銭+将来の大銭”**で設計。

 

 

10) 安全:ヒヤリをゼロにする文化

TBM:危険3点(挟まれ・転落・飛来)を地図で可視化。

退避:伐倒方向45°後方へ、二本の退避路。

通信:無線チャンネル固定、復唱ルール。わからない時は止まる。

 

 

11) モニタリング:数値で良し悪しを語る

測定:D級分布のシフト、BA、LAI、残存木損傷率、下層植生カバー率。

写真:定点でBefore/After、枝下高と光環境を記録。

レビュー:出来高、原価、クレーム、事故、KPIを月次で評価。

ケーススタディ:D20中心の人工林、列状強度間伐

条件:地位指数中、傾斜20°、路網密度70m/ha。

施業:列状間伐(1抜き2残し)、土場2面、ヤーダ→土場プロセッサ。

結果:出来高+22%、待ち時間▲18%、残存木損傷1.8%→0.6%、次期主伐の単価見込み+○%。

 

現場で今日からできる3つ ✅

許容誤差表(長さ・径級)をラミネートして重機に常備。

退避ポケットを30m毎に設定し、カラーコーンとペイントで可視化。

定点写真で光環境と枝下高を記録、台帳にリンク。